電子署名と暗号化について
 
1.FileSignでの署名と暗号化

FileSignは、機能的には「署名して暗号化する」という操作の流れを採用していますが、あらゆる形式のファイルに対して電子署名と暗号化が行えますので、目的にあわせて色々なパターンで処理することができます。

1.元のファイルに対して署名のみ行う
通常のFileSignで電子署名を作成します。
電子署名付きのファイルが作成されます。

2.元のファイルに対して暗号化のみ行う
こちらの操作をご覧ください。
電子署名せずに暗号化されたファイルが作成されます。

3.署名したファイルに暗号化を行う
FileSignの基本機能で作成した場合にはこちらになります。
電子署名を施したファイル(拡張子:cms)を暗号化します。
SignVerifierで検証すると、まずパスワードを要求されます。
パスワードが正しければ、署名ファイルが表示され、さらにその署名ファイルをダブルクリックすることにより署名検証を行います。

4.暗号化したファイルに電子署名を行う
暗号化したファイル(拡張子:cms)に電子署名します。
SignVerifierで検証すると、まず署名検証を行います。
署名検証が正しければ、暗号化されたファイルが表示され、さらにその暗号ファイルをダブルクリックすることによりパスワードを求められます。パスワードが正しければ元ファイルを開くことができます。

※ヒント
特に、署名と暗号化を組み合わせる場合には、利用目的を明確にしてどちらを先に行うかを考える必要があります。また、受け取ったファイルを保存する際にも、どの段階で保存しておくかを考える必要があります。
パスワード暗号化の目的が通信時の盗聴防止のみであるならば、受信完了したのちは署名ファイルの状態で保存しておくことをおすすめします。また、保存するファイルの他人への公開を禁止したい場合にはパスワードをつけた状態で保存しておくことをおすすめします。

2.暗号化ファイルの作成

パスワードを設定することにより、FileSignで作成したファイルに暗号化を施すことができます。
送信する相手にパスワードを知らせておくことにより、パスワードを知っている人だけがファイルを開くことができるようになります。
現在のFileSignの暗号化はパスワード方式であり、PKIの公開鍵暗号方式ではありません。

1.署名して暗号化する

通常の操作を行って、指定するファイルに対してFileSignで電子署名を行います。
ファイルの保存の画面が表示されます。

「暗号化して保存」にチェックをして「ファイルに保存して終了」をクリックします。

復号のためのパスワードを指定してください。

パスワードは漢字を指定してもかまいません。
「パスワードを表示して入力」をチェックすると「**********」表示ではなく、入力している文字を確認することができます。

ファイル名を指定して保存します。

暗号化ファイルが作成されます。錠のマークのアイコンが暗号化されたファイルです。

2.暗号化のみ行う

電子署名をせずに、複数のファイルをひとまとめにして暗号化をすることができます。

暗号化したいファイルの上で右クリックして右クリックメニューの中から「パスワード暗号」を選択するか、標準でデスクトップ上に作成されたPW暗号のアイコン上にファイルをドラッグアンドドロップします。
なお、ctrlキー+ファイル選択で複数のファイルをまとめて一度に暗号化することも可能です。

●右クリックメニューから暗号化

●ドラッグアンドドロップで暗号化

パスワードを指定して保存します。

※使い方のヒント

暗号化したファイルに署名する場合は、先に暗号化を行い、その後にFileSignで署名を行います。


3.暗号化ファイルの復号

FileSignで暗号化されたファイルはFileSignやSignVerifierで復号することができます。
署名がされている場合には署名ファイルをダブルクリックすることにより署名検証を行います。

1.電子署名がされている場合の復号

暗号ファイルのアイコンをダブルクリックもしくは右クリックメニューから「署名検証」を選択します。
パスワード入力の画面が表示されますので正しくパスワードを入力してください。
「パスワードを表示して入力」にチェックをいれた方がわかりやすいでしょう。

正しくパスワードを入力すると下の画面が表示されます。

パスワードを正しく入力することにより、その中にある署名ファイルが表示されています。
暗号化がとけた(復号)状態です。続けて署名ファイルをダブルクリックすることによって署名検証が起動します。

「ファイル保存」をクリックすれば暗号化をはずして署名ファイルとして保存することができます。

2.暗号化のみされている場合の復号

暗号ファイルのアイコンをダブルクリックもしくは右クリックメニューから「署名検証」を選択します。
パスワード入力の画面が表示されますので正しくパスワードを入力してください。

正しくパスワードを入力すると下の画面のように暗号化されているファイルの一覧が表示されます。

「全て保存」「選択を保存」をクリックすることにより暗号化されたファイルを元の状態で(復号された状態)で保存することができます。