署名検証の解説
 
■署名ファイルの検証結果
FileSignでの検証はファイルの改ざんの有無と証明書に利用した電子証明書の有効性を検証します。検証した結果はわかりやすくマークで表現されています。
それぞれの意味は下のとおりです。
「OK」以外は基本的には信頼しないと言うことが正しい対処だと思いますが、環境などによっても結果が左右されることがあります。
また、「OK」であっても証明書が失効している場合もありますので、「失効検証」により証明書が有効であるかどうかを確認することをおすすめします。
マーク

信頼度

解説・対処法

文章は改ざんされていません。有効期限内の正しい証明書を使って署名されています。
ただし、署名に使用した証明書が失効している可能性がありますので、失効検証を実行して有効である事を確認してください。
失効検証がOKであれば信頼しても差し支えないと思われます。

署名が施された時点から、文章は改ざんされていません。
しかし、署名に使用した証明書の有効期限が切れている可能性があります。過去に保存した署名ファイルを検証したの場合は受け取った時点ではOKだったとしても、検証した時点で有効期限が切れていることもあります。ファイルが作成された日時と証明書の有効期限を確認してください。
初めて受け取った場合には期限切れの証明書を使って署名したことが考えられますので、信頼できないと考えた方がよいでしょう。

?

署名が施された時点から、文章は改ざんされていません。しかし、証明書のパスが切れている可能性があります。
パスが切れている場合には、ルート・中間認証局の証明書をインストールすることにより解決する場合があります。 ルート・中間認証局の証明書については証明書を発行した認証局に問い合わせてください。
それでも解決できない場合は信頼できないと考えた方がよいでしょう。

×

正しい電子証明書を使って署名が施されていますが、署名したファイルの内容が改ざんされた可能性があります。
送信者に連絡を取ることをおすすめします。

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署名ファイルではないファイルです。
何らかの理由で署名ファイルそのものが壊れているか、署名ファイルそのものが改ざんされた可能性があります。
信頼できない署名ファイルです。
送信者に連絡を取ることをおすすめします。

証明書の有効性
電子証明書には有効期限があります。
通常取得した日から1年間もしくは2年間有効というのが多いようですが、有効期限内でもあるにかかわらず、紛失や盗難などによってその証明書自体が無効になっている可能性があります。
クレジットカードを紛失したり盗難にあった時と同じで、所有者が電子証明書を発行した認証局に届け出ることによって、その証明書が「失効した(有効ではない)」とものとして登録されます。

証明書の失効

有効性確認の方法

有効性の確認はその証明書を発行した認証局がネット上に公開している「失効リスト」を確認に行きます。
その「失効リスト」に確認したい証明書が記録されていなければ有効であるということになります。 ただし、検証したその時点ではまだ失効リストが更新されていない場合が考えられますので、本来は次の失効リストが更新されるタイミングでもう一度検証してみることをおすすめします。
また、認証局によっては複数の失効リストを公開している場合があります。
この場合、基本的にはその複数の失効リストは同期が取れているはずですが、タイミングによっては同期が行われていない場合も考えられます。全ての失効リストをチェックして全てがOKでなければ有効としないのか、1カ所でもOKとするかは検証する側の判断となるようです。

電子証明書の有効性の確認にはCRL検証、OCSP検証、LDAP検証といった方式を用いますが、FileSign全ての方式に対応しています。

失効リストの更新のタイミングによる信頼性

失効リストの更新はリアルタイムで更新されるのではなく、24時間以内や48時間といったように、更新されるタイミングおよび、その内容の保証期間を各認証局が規定によって定めています。
このため、実際には検証した時点での検証結果と実際の失効には「ずれ」が生じることが考えられます。





■証明書のパス

証明書を発行する認証局は階層的に運用される場合があります。
階層の一番上に当たる認証局をルート認証局、その下の認証局を中間認証局と呼んだりしますが、この関連は証明書にまで続いています。
自分の持っている証明書の正当性は証明書を発行した認証局が保証し、その認証局自身の正当性はその上位の認証局に保証される形になります。
ですから、最終的には、信頼は必ず、最上位のルート認証局まで行き着く形になります。
この、証明書→証明書を発行した認証局→(中間認証局)→ルート認証局にいたる信頼性の保証の道筋を「証明書のパス」と呼んでいます。


証明書の信頼性は最終的なルート証明まで行き着く。

証明書パス喪失の原因
普通に証明書を取得した場合、認証ルートは自動的に証明書に組み込まれます。
注意が必要なのは秘密鍵のバックアップのためにエクスポートした場合などです。
この際に、ルート証明も一緒にバックアップしておかないと、認証パスが切れてしまうことがあります。